Archive for the ‘コラム ~ 民谷昌弘のマンスリーコラム’ Category

日本のフランチャイズ業界の新たなる成長へのきっかけの年にしよう

2012-04-12

今年は、例年より開花時期が遅れたせいもあってか、
東京では一気に桜が開花したような気がするくらい、
あちこちの桜が咲き誇っています。

週末の人出も多く、昨年の自粛ムードから一転、
今年はお花見の人たちで桜の名所は埋まっています。

GWの各旅行社の予約状況も非常に好調のようで、
久しぶりに明るい兆しが見えているようです。
不況に加えて東日本大震災と原発の影響でどうしても暗くて後ろ向きの話題が多かった一年でしたが、
色々なところで明るい兆しが見えてきているのではないでしょうか。

先月号でも書きましたが、
フランチャイズ業界でも新規本部の増加と共に
潜在的な加盟希望者も増えてきているという傾向がはっきりと見て取れます。

中国をはじめ東南アジア各国においてフランチャイズビジネスが大幅に伸びているのは、
よく知られていることですが、一時停滞気味であったアメリカでも昨年辺りから
完全に右肩上がりになってきています。

日本のフランチャイズ業界は、全体として、これまで数年遅れでアメリカの動きを追ってきています。
そうした動きを考えると、
今年は日本のフランチャイズ業界が急回復を遂げるきっかけの年になるような気がします。
フランチャイズ業界では、ここ数年業種の拡がりが顕著になってきていますが、
そうした傾向にさらに拍車がかかり、業界全体としても大きな成長が見込める可能性を
秘めているのではないでしょうか。

そんな時こそ、自社の更なる成長に向けて、フランチャイズパッケージの見直し、
新立地の開拓、新業態の開発などに自社の進むべき方向性を見出してはいかがですか。
方法はいくらでもあります。
年度初めに桜を楽しみながらゆっくりと考えてみませんか。

日本のフランチャイズ業界も新たなステージに。共に一歩を踏み出そう!

2012-03-19

2012年も、3日間(3月6日~8日)にわたるフランチャイズショーが終わりました。

昨年は、ショーが終わった翌日に東日本大震災が発生し、
日本経済にとっても、フランチャイズ業界においても未曾有の危機に見舞われた年となってしまいました。
今年のフランチャイズショーでは、昨年の悪夢を乗り越えて、
将来に向かってフランチャイズビジネスへの参入を考えていこうという方が多いように感じました。
来場者も増え、活気にあふれるブースも数多く見受けられました。

全体の傾向としては、ここ数年同様サービス業分野の出展企業が増えています。
特に介護分野や整体、ストレッチなど健康分野の本部が増加し、
高齢化社会における抗加齢や介護予防といった観点のビジネスモデルが増えているようです。

教育分野では、中高生向けの学習塾が少し減少し、
幼児から小学生低学年に向けたパッケージが増加しています。

(社)日本フランチャイズチェーン協会40周年記念展示もあり、
日本のフランチャイズ業界の歴史を感じる場もありました。
日本にフランチャイズシステムが導入されて49年が経ちますが、
小売りや海外からの外食チェーンが中心だった初期のころに比べると
フランチャイズ業界は、本部の数や売上規模が拡大した以上に、業種、業態の拡がりが大きくなり、
フランチャイズシステムが導入されていない業種はないくらいになっています。

直営主義を貫くと言っていた企業の多くで、フランチャイズシステム導入が検討され、
実際に取り組みが始まっている事例も多く見受けられます。
フランチャイズなんて本部だけが儲かって加盟店オーナーは搾取されるだけと言っていたオーナーたちも
2店目、3店目をオープンさせて事業拡大を実現するようになっています。

今年(2012年)のフランチャイズショーは、ここ数年の中で最も盛況のように感じました。
そして、本気で加盟本部を探している人たちがいつもより多くいらっしゃったような印象も受けました。
フランチャイズシステムが日本の経済システムの大きな柱として認識されてきた証かもしれません。

一時不振に陥っていたアメリカのフランチャイズ業界も、
最近は完全に右肩上がりの予測が多くなっています。
アメリカの後を追うように成長してきた日本のフランチャイズ業界が、
ここ数年の頭打ち状態から抜け出す兆しを見せたのが
今年のフランチャイズショーだったような気がします。

本部運営を目指す方も、加盟で新規事業に参入しようと考える方も、
新たな一歩を踏み出す時期が来ているのではないでしょうか。
私どもも、そんな皆様をこれからも精いっぱい支援していきたいと考えています。
共に夢を持って前に進んでいきましょう。

社会インフラとしての価値を基準に自社のパッケージを見直してみては

2012-02-20

「今年の寒さは尋常じゃない」「こんな豪雪記憶にない」など、
今冬の寒さと雪の多さに悲鳴をあげている方も多いようです。
そして、過疎化と高齢化の進んだ豪雪地域の状況を
テレビなどで取り上げているのを見るたびに、
従来の家族制度や地域のきずなの崩壊を憂いたくなってしまいます。

そんな村に大手コンビニの移動販売車がやってくると、
村中のお年寄りが笑顔で集まってくる場面を見たときには涙が出そうになりました。
これだけでは根本的な解決策にはならないのでしょうが、
過疎化と高齢化の進んだ地域の再生や地域の方に対するサービス提供の充実を
国全体で本気で考える時期が来ているように感じます。

今後、そうした地域再生やインフラ整備などトータルの取り組みの一つとして、
日本に導入されて約50年を経て、社会インフラとして存在感を増している
コンビニやファストフードショップなどで構成されるフランチャイズ業界としても何が出来るのか、
業界の一企業として何が出来るのか、
そして、業界で働く一個人として何が出来るのかを考えてみる時期が来ているのではないでしょうか。

東日本大震災で家族や地域の絆が見直されていますが、
高齢化が進み、旧来型の家族制度が崩壊し、地域内での絆が薄まっている現在、
地域に密着したスモールビジネスをシステムの特徴として持つフランチャイズ業界こそ、
そんな地域再生のための新たな回答を生み出す可能性を持っているのではないでしょうか。 

小売業、フードサービス業だけではなく
介護や医療など幅広い分野でフランチャイズシステムを活用したサービス提供が広がっています。
都市だけではなく、日本全国津々浦々まで広げられる可能性を持っているのが
フランチャイズシステムです。

今、自分達で出来ることをもう一度考えてみませんか。

3月には、フランチャイズ・ショーが開催されます。
多くの来場者に共鳴してもらえるパッケージづくりが出来ているかどうか、
社会に貢献できるパッケージになっているかどうか今一度点検してみてはいかがでしょうか。

【マンスリーコラム】フランチャイズビジネスの天命を探求する1年へ

2012-01-19

新年明けましておめでとうございます
本年もアクアネットをよろしくお願い致します。

色々な方の年頭所感やご挨拶などに触れていますと、
今年は「大災害があった年が改まったので本格復興を!」というお話が多いように思います。
どうしても暗い気分になってしまった2011年から
新年を契機に明るく前を向いて進んでいこうという想いが強く感じられます。

アクアネットとしても、
これまで以上に皆様のお役にたてる会社をめざし
フランチャイズ業界が明るく成長できるよう
少しでも貢献したいという気持ちを新たにしました。

皆様の今年の抱負はどのようなものですか?

さて、2012年は団塊の世代が65歳を迎え、
本格的に一線を退き始める年のようです。
フランチャイズの業界においても、
団塊の世代がリタイヤするタイミングにあわせ、
シニア層をターゲットとした加盟店募集を強化してきた傾向があります。
この取り組みは残念ながらあまり成功しなかったように思われます。
「フランチャイズ加盟で第二の人生を経営者として過ごす」というニーズよりも、
「人生の後半を体が動くうちに楽しむ」という想いを持つ方が多数派だったのでしょうか。

フランチャイズ業界にかかわらずこれまでも
シニア層向けのマーケティングは機会あるごとに取り上げられ、
消費が低迷する中数少ない成長マーケットだとして、
多くの企業が開拓に挑戦してきました。
しかし、高い期待感とは裏腹に、なかなか思うように市場開拓が進まない事例が多いのも
シニアマーケットではないでしょうか。
たとえば、直接シニアをターゲットにする介護サービスのデイサービス(通所介護)などでは、
従来型の幼稚園を彷彿させるようなサービスは徐々に敬遠され、
個々人の尊厳を大切にするサービスが支持を集める傾向が鮮明になっています。
シニアマーケットをマスとしてとらえることは大事ですが、
それだけでは反響は得られず、きめの細かい個人のニーズに対応する
商品・サービスがシニア開拓の鍵といえるようです。

日本でフランチャイズビジネスがスタートしたのは、1963年と云われています。
来年(2013年)で丁度50歳の誕生日を迎えることとなります。
孔子の言によると50歳は「天命を知る」年齢のようです。
フランチャイズビジネスの天命(使命)とは何かを改めて考えながら
今年一年を過ごしていきたいと思っております。
どうぞ本年も宜しくお願い致します。

【マンスリーコラム】年末繁忙期を前に、来期への準備も怠りなく

2011-11-20

11月にはいると各地で年末に向けてのイベントが一気に増えてきます。
クリスマスイルミネーションの点灯式も始まりました。
東日本大震災の影響で例年通り実施するかどうか心配されたところもあったようですが、表参道や恵比寿ガーデンプレイスなど、点灯式というと必ず紹介される名所と呼ばれるところなどでは、例年通り点灯式が行われました。
しかし、例年同様の点灯式とはいえ、やはり今年の特徴である節電は欠かせないテーマになっています。
LED電球の使用は当然、太陽光発電の利用などいたるところに配慮がなされています。

そして、そんな時代を反映した今年のヒット商品の番付が、日経トレンディから発表されました。
一位スマートフォン、二位フェイスブックと如何にも時代を感じさせる顔ぶれが上位を占めています。
世代によっては少し違和感がある上位かもしれませんが、まあ納得?でしょうか。

今年のヒット商品のキーワードとしては、「内食」、「韓国」、「直球」だそうです。
「扇風機」「ゴパン」「油を使わないから揚げ粉」など個別の商品を見ると確かに一度は手に取ったことがあるようなものが並んでいます。

さらに、来年のトップ予想は、「スカイツリー下町観光」だそうです。
来年5月開業のスカイツリーへの期待度の高さがうかがえます。しかし、来年が、予想されるヒット商品だけで終わるようだと産業界も全然活性化されていないことになります。
思いもしないようなモノがヒットするところが、消費の面白さであり、難しさではないでしょうか。

皆さまの会社が、是非そんなヒット商品やサービスを生み出されることを期待しています。
さて、今年もあと2カ月を切りましたが、年末の繁忙期に向けて忙しい日々を送られている方が多いと思います。しかし、この時期に来期に向けての準備を始めておくことも大切です。

フランチャイズ業界最大のイベントである日本経済新聞社主催のフランチャイズショーの締め切りも終わりました。
また、弊社主催の今年最後のニューフランチャイズ経営倶楽部の「フランチャイズビジネスセミナー&交流会」が開催されます。今回のセミナーには、弁護士の鈴木伸佳先生をお迎えして最近のフランチャイズ業界における法的側面からみる時代の潮流などについてお話しいただきます。なかなか聞く機会の少ないテーマです。本部運営におけるリスク回避を考えると聞き逃せない内容です。
ニューフランチャイズ経営倶楽部会員になっていただくと「フランチャイズビジネスセミナーナー&交流会」の参加は無料になります。既に多数のご入会をいただき、ありがとうございます。まだという企業様、個人の方もこのセミナーを機会にご検討いただければ幸甚です。

最近注目されるフランチャイズのキーワード

2011-10-20

10月の声を聞いたとたん一気に季節が変わったような日が続いています。
急な気温の変化に身体がついていかないという人も多いようです。ここ数年
同じような傾向が続いていて夏から急に冬になってしまうような季節が当た
り前になっているような気がします。
さて、10月といえば下半期のスタートです。
上半期は大震災や台風など自然の猛威に振り回され、いまだ復興の道が見えて
いないという状況ですが、フランチャイズ業界でも各社で復興に向けて様々な
取り組みが続けられています。地域に住む方にとって、無くてはならない存在
として以前よりもその存在感を増しているところも増えているようです。
その代表格のCVSは比較的堅調に推移していますが、しかし、フードサービス
関連は、節電や災害の影響などで全般に苦戦を強いられているところが多いよう
です。そんなフランチャイズ業界ですが、従来はファストフードやCVS、サー
ビス業では教育関連などを中心に伸張してきましたが、最近は業種や業態がます
ます広がりをみせています。

そこで下半期に入るにあたって、最近注目されている、今後急速に伸びそうな業
態に関して、キーワードで紹介したいと思います。

●キーワードその1「介護保険関連」です。
ここ数年は、介護予防をキーワードとしてリハビリ型のデイサービスなどが急速
に増えていますが、今後は高齢者向け住宅など従来よりも幅広い分野での事業展
開が見込まれています。

●キーワードその2「保育(アフタースクール)」です。
幼児から小学校低学年向けの教育については、過去からいくつかのチェーン展開
がなされていますが、今後は保育(学童保育)と教育を組み合わせた業態が増え
てきそうです。教育も英会話、美術、スポーツなど幅広い分野との組み合わせが
出てきています。

●キーワードその3「RE」です。
これは、リサイクル、リユースなどを指す言葉です。ブックオフやハードオフな
どリサイクルショップはここ数年完全に小売り業態の定番になりましたが、今後
は、扱い商品の拡がりと都市鉱山と呼ばれる資源の再生事業などが伸張する可能
性が高くなっています。

●キーワードその4「共有」です。
従来のフランチャイズチェーンは本部がノウハウを開発して加盟店に提供すると
いう形が一般的でしたが、最近は加盟店の成功事例を本部経由で共有することで
ノウハウ化していくという流れです。垂直型から水平型の展開に移行してきてい
ます。そして、その広がりが世界規模に広がっているという傾向も強まっていま
す。たとえば、「マクドナルドの『ビッグアメリカシリーズ』はイギリスで成功
した商品を参考にしてうまくいった。今後も店舗・商品とも各国で成功したもの
を参考に開発していく」という話を原田CEOがインタビューで話されています。
これは、自社だけではなく他社の成功事例を参考にするということなどにも通じ
ています。

以上はあくまでも一部の流れを紹介しただけですが、我々はこうした流れを皆様
にいち早く紹介し、また皆様同士の情報共有の場を提供していくためにニューフ
ランチャイズ経営倶楽部を立ち上げました。是非ご入会を。
また、すでにご入会のお手続きをしていただいた皆様にはお礼申し上げます。

下半期の始まりに向けて・・・雇用創出への貢献を

2011-09-13

節電の夏も終わり、少し秋の気配が出てきたと思ったら
台風12号が西日本各地に甚大な被害をもたらしました。
今年は、東日本大震災だけではなく、台風やゲリラ豪雨などで
全国各地が自然災害による大きな被害を被っています。

そんな中、政治の世界では野田新総理が誕生し、
多くの課題に取り組むべく、動き始めました。
現在のところ概ね経済界も新内閣に対して好意的なようですが、
難問山積の中どれだけ力を発揮してくれるのか期待したいものです。

色々と変動の大きい今年の上半期ももうすぐ終わります。
東日本大震災の復旧、復興と原発対応にも目処が立たない中、
流通・サービス業界も消費の動向を読みきれず
苦戦を強いられている企業も数多いようです。
一方では、コンビニエンスストアやファストフード業界のように、
社会インフラとしての価値を再認識され、
震災後、比較的好調に推移しているところも見受けられます。
震災からの復興に向けてフランチャイズ業界でも雇用創出を目指して
東北地区の開業計画を見直したり、
生産設備の移転など新規拠点を構築したりする動きが活発になってきています。
最近のデータだと東北地区のハローワーク経由の就職決定率は20%程度だそうです。
全国平均が30%くらいなのでかなり低い水準でしか就職が決まっていません。
その大きな要因が求人と求職のミスマッチです。
現時点では、復旧に向けた建設関連の求人が多く、
求職者の求める職が著しく少ない状況のようです。

フランチャイズ業界は、小売、飲食、教育や介護などのサービス業まで
非常に幅広い職種を擁しています。
そんなフランチャイズ業界が東北地区での展開を加速させることで
雇用状況の改善がかなりのスピードで進むのではないでしょうか。
大手コンビニやファストフードチェーンなどは、
すでにそういう方向で動き始めていますが、中小チェーンはこれからという感じです。

フランチャイズ業界では、最近、国内よりもアジア市場への進出機運が高まっていますが、
地域密着型の比較的小商圏でのビジネス展開が可能なフランチャイズビジネスは、
震災からの復興にはなくてはならない存在のはずです。
海外進出も事業拡大のための選択肢の一つですが、
日本の復興にむけてもう一度足元の事業の強化と拡大を考えてみてはいかがですか。
日本経済の復興に向けて、雇用創出に向けて、
フランチャイズ本部として何が出来るかを、上半期を終える今考えてみませんか。

『ニューフランチャイズ経営倶楽部』発足のご案内

2011-08-22

7月21日の「フランチャイズビジネス交流会」にて、概要を発表致しました
「ニューフランチャイズ経営倶楽部」を10月に正式に発足致します。
7月25日付の日経MJにも取り上げていただきましたので、御存じの方もいらっしゃると思います。
10月というとまだまだ先のようですが、お盆が過ぎて9月の声を聞くともうすぐに10月です。
これから皆様にご入会いただき10月にスタートさせるということを考えると時間が足りないと少し焦っています。

本倶楽部は、
最近のフランチャイズ業界が少し停滞気味で、
元気のいい本部がなかなか出てこないという状況の中、
これからのフランチャイズ業界を背負っていくような、
プレからアーリーそしてミドルステージの本部の成長をサポートするための組織を
作りたいという思いから、発足を決めました。

フランチャイズシステムのノウハウ構築が不十分なために
成長軌道に乗れない本部や本部に必要な機能整備が進まないために停滞してしまう本部、
魅力的な業態を作りながら、経営資源が不足しているために
フランチャイズ展開を始められない起業家の皆様など。
そういう企業や起業家の皆様を支援するために、
勉強の場の提供や情報共有、そして協力関係の構築などを行える組織作りを目指します。
さらに、フランチャイズ加盟で事業拡大をお考えの皆さまにも正しい知識と情報を提供し、
本部サイドだけではなく加盟者の立場からの業界の健全な発展にも寄与することも目指します。

フランチャイズ業界の新たな成長ステージ創造に向けて
少しでもお役にたてる組織になるよう頑張っていきたいと思います。
そして、少しでもこの趣旨にご賛同頂ける皆さまには是非ご入会をいただき
会員同士の交流とテーマ毎の研究会によって共に成長していけることを祈っています。

「節電規制をきっかけに変わる企業と生活者の意識」

2011-08-02

7月より本格的に節電規制がスタートしましたが、皆様の会社やお店ではどんな対応を実施されていますか? 
例年に比べて夏の到来が早いような気がしますが、6月での観測史上最高気温を記録したところが何カ所かあるということなので決して気のせいではないようです。
そんな暑さの中、各企業では節電規制に基づいて休日の変更やサマータイムの導入など稼働時間をずらすことによる節電と空調温度の引き上げ、照明の消灯など出来ることは何でも、という涙ぐましい取り組みが行われています。
その甲斐あって、毎日の電気予報を見ていても比較的余裕を持って推移しているようです。これで安心できるわけではないでしょうが、これだけ短期間で非常に大きな成果があがっています。これだけの大きな外部要因があると一気に変革が進むという見本のような状況が生まれています。恐らく大きな痛みを伴いながらの対応だと思いますが、結果だけを見ると頭の下がる対応状況です。
そして、オフィスや工場だけではなく、日常生活に密着した店舗でも様々な取り組みによって節電効果をあげながらも、きちんと売上を確保しているところが多いようです。
最初は、暗い店内に驚かされましたが、今ではすっかり慣れてあまり明るいお店だと逆に不安になったりというような感覚も引き起こされます。
店内温度も以前より高く設定されているので、ゆっくりと涼んでというようなお店はほとんどありません。
それでも、今では当たり前になってきました。いい意味でみんながこの状態に慣れて、節電が進み、コストも下がり、地球環境にも優しい社会が作れるという非常に好循環型の経済サイクルが出来るきっかけになっていると期待してもいいのではないでしょうか。
今回は、原発事故という全く歓迎できない事象がきっかけとなっているので、こんなきっかけはない方がいいと思いますが、いい意味での外圧は企業の変革にとって不可欠なのかもしれません。
そして、生活者の意識やニーズを大きく変えるきっかけにもなるような社会環境の変化が目に見えないうちに始まり、その動きがいつの間にか企業に大きな影響を与えていることも十分に認識しておく必要があります。
太陽光発電やLED電球の普及促進の一方で扇風機やうちわ、すだれなど昔懐かしいものも復活しています。
生活者の意識が変われば新しいモノだけではなく古き良きモノも脚光を浴びるようです。
我々も、次の変革のきっかけとなるような環境変化の小さな芽をきちんと見つけて、新しい商品の開発はもちろん、過去の商品やサービスの掘り起こしなど様々な観点で自社の経営資源を見つめ直してみましょう。

 

 

 

「今だから、ニューフランチャイズビジネスモデルを・・・」

2011-06-10

震災復興と夏の節電に向けて、産業界では様々な取り組みが始められています。
大手メーカーや情報システム関連企業は、
リスク回避のために、製造拠点やデータサーバーの設置場所などの分散を進めています。
さらに、節電対応ということで自動車関連業界などを始めとして
多くの企業が定休日の変更を行い、
さらにサマータイムの導入ということで出勤時間の前倒しなども積極的に取り組まれています。

そして、そうした動きに対応してフランチャイズ業界でも、
飲食業を中心に朝食メニューの充実や開店時間の前倒し、
アルコール提供時間の変更などの施策が積極的に導入されています。

働く人達の生活サイクルが大きく変わると、
生活に密着した小売り、飲食、サービス業においては、
新たなビジネスチャンスが生まれます。
これまでと大きく発想を変えて商品やサービス、オペレーションの内容を
劇的に変化させていかなければ、企業の存続が危うくなります。
そして、そうした変化に即応して新たなビジネスモデルを創造できたところが、
大きな飛躍のチャンスをつかむことになるのです。

最近フランチャイズ業界では、あまり目立ったヒット業態が出ていないと言われています。
また、リーマンショック以来、消費者が安心感を求めて
大手ブランド回帰の傾向が顕著になっていました。
しかし、震災によって日本の生活パターンや消費意識が大きく変化しようとしている今こそ、
停滞気味のフランチャイズ業界に新たなビジネスモデルが登場する大きなチャンスがあるのではないでしょうか。

フランチャイズシステムは、地域密着型の中小規模ビジネスの多店舗化を実現するために
非常に有効な経営システムです。
経営リスクの分散という意味では、素晴らしい経営システムです。
だから、こんな時代だからこそ、そんな経営システムを最大限活用できるビジネスモデルを
新たに創造して次の成長を実現してみませんか。

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