流通大手のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は1月6日、傘下のコンビニエンスストアチェーン、セブン-イレブンの国内外の全店売上高を、平成27年2月期にも10兆円とする経営戦略を明らかにした。世界の売上高が10兆円となるのは、国内コンビニチェーンで初めて。出店拡大や収益力の向上などにより、25年2月時点で8兆5千億円だった全店売上高を大幅に増やす計画だ。

セブン-イレブンは国内に約1万6千店を展開する最大手で、海外でも同HDが15カ国に3万店超をフランチャイズ展開している。
今後、国内では店舗のなかった愛媛県など新規エリアにも出店を拡大し、27年2月期には1600店を新規出店する計画だ。

商品面では、レジカウンターで販売するいれたてコーヒー「セブンカフェ」や、高品質なプライベートブランド(自主企画、PB)商品の「セブンプレミアム」を強化する。
一方、海外では既存エリアの出店密度を高めて売上高の拡大を図る。国内と同様に、特定エリアに集中的に出店することで、物流の効率化や知名度を高める「ドミナント戦略」を取り入れる方針。同HDの鈴木敏文会長は「ただ地域を広げるよりも密度を高めないといけない」と強調した。
同HDは総合スーパーのイトーヨーカ堂などを含めた全店売上高が、26年2月期に9兆5千億円に達する見通し。
主力のコンビニ事業の拡大で、業績向上を図る。

2014.1.7. 産経ニュース