ファミリーマートの2013年3~11月期は連結経常利益が前年同期比4%増え、395億円前後になったとみられる。3~11月期としての過去最高を更新する。

価格が高めで高品質のサンドイッチやフライドチキンなどを積極投入し、採算が改善した。中国などアジア事業の改革も寄与した。

売上高に当たる営業総収入は3%増の2650億円程度だったようだ。たばこ販売の減少で既存店売上高は前年同期をやや下回ったようだが、積極出店が寄与した。

営業利益は1%増の365億円前後だったようだ。3~8月期は前年同期比で2%の減益だったが、9~11月期で盛り返した格好だ。

けん引役は、価格が高めで高品質な「プレミアム」シリーズだ。
7月に発売した「ファミマ プレミアムサンド」はしっとりとした食感になるように独自開発したパンを使用。個人消費の回復を追い風に販売が伸びた。同シリーズではフライドチキンなども好調で、客単価が上昇した。これらの商品は利益率も高く、採算改善につながった。

店頭で抽出するコーヒーやカフェラテのマシンを整備して女性客の開拓を進めたほか、利益率の高いプライベートブランド(PB=自主企画)商品の拡充も寄与した。

主に持ち分法適用会社を通じて展開する中国事業の復調も利益を押し上げた。競争激化を背景に昨年後半から不採算店の閉鎖に着手。赤字が続いていた運営会社の損益が足元では損益ゼロ付近まで改善。来期の黒字化へめどが立ちつつある。

前期まで現地の1000店強のうち約7割を直営店が占めていたが、今期は個人事業主と契約するフランチャイズ方式への転換を進め、営業力を高めている。台湾や韓国も新店効果に加え、円安も追い風となり、収益貢献度が高まった。

14年2月期通期については経常利益で前期比5%増の478億円とする従来予想を据え置く公算が大きい。

2013.12.13. 日経新聞より