ファミリーマートの2014年2月期は、連結経常利益が470億円と前の期比4%増えたもようだ。年度の前半の苦戦が響いて従来予想(478億円)は下回ったものの、4期連続で最高を更新した。

昨年秋以降、高品質で単価も高めのサンドイッチなど採算の良い商品を拡充したほか、いれたてのコーヒーも人気。中国事業テコ入れの効果も出た。
売上高にあたる営業総収入は約3,500億円で5%増。従来予想(3,517億円)並みだったようだ。既存店売上高はほぼ前年並み。売り上げの約4分の1を占めていたたばこの販売減少の影響が大きく、それを除くベースでは1%プラスだったようだ。
営業利益は2%増の440億円程度(予想は451億円)だった。上期(13年3~8月)は競争激化で営業利益が前年同期比2%減だったが、下期に巻き返して通期では営業増益を確保した。
原動力となったのが、サンドイッチ、カレーなど素材や味にこだわったプレミアム商品。価格は既存品より50~100円高いが、消費回復の中で売り上げを伸ばした。
プレミアムシリーズは企画や原材料の仕入れの段階から一貫して手掛けるため、利益率が高い。さらに店舗で抽出するコーヒーやカフェラテのマシンを整備し、女性客の開拓も進めた。
もうひとつ、主に持ち分法適用会社を通じて展開する中国事業の復調も大きかった。競争激化で赤字だったが、前期に直営店方式から店舗オーナーと契約を結ぶフランチャイズチェーン(FC)方式主体に転換。地方出身者など経営意欲の高い人材を活用し、店舗の1日あたり販売額を伸ばした。不採算店の閉鎖の効果も出て、中国事業は損益ゼロ近くまで改善したようだ。
4月に消費増税を控えるが、コンビニは百貨店などに比べて影響は少なそう。
出店加速や商品の品質向上、中国事業の収益改善基調も続く見通しだ。

2014.3.13. 日本経済新聞より