家電量販店大手、ベスト電器の鹿児島県内のフランチャイズ(FC)約20店が今秋にもエディオンにくら替えすることが29日わかった。ヤマダ電機傘下で再建中のベストだが、ブランド力の低下には歯止めがかかっておらず、FC側から契約を解消する。
カコイが運営する「ベスト電器種子島店」(西之表市)はヤマダのベスト買収を巡って公正取引委員会が承認の条件とした店舗譲渡の対象地域にある。ベストの買収で寡占状態となる10地域での競合他社への店舗譲渡を求められているヤマダにとって、カコイのエディオンへのくら替えは公取委の条件を満たすことになるとみられる。
家電量販業界でもFCは一定の存在感を持つ。エディオンは13年3月末時点の1177店の国内店舗の6割強をFC店が占める。
ベストも2月末時点で407店あった国内店舗の6割弱がFC店だった。このほか、ケーズホールディングスも3月末で399店のうち10店がFCとなっている。
最大手のヤマダ電機も小規模な街の電気店などを中心に全国に3190のFC店(ベストのFC除く)を抱える。

2013.7.30. 日経新聞