ユニーグループ・ホールディングスは愛知県内で2014年夏にも、生鮮食品の品ぞろえを拡大したコンビニエンスストアの新業態「サークルKフレッシュ(仮称)」を開く。競合コンビニの出店攻勢が強まるなか、食品スーパーを持つグループ力を生かし、女性や高齢者の集客力引き上げを目指す。既存店の不振が続くコンビニ事業のてこ入れにもつなげる。
10月3日の決算記者会見で前村哲路会長が明らかにした。フランチャイズチェーン(FC)方式で新店のほか、既存店の切り替えも視野に入れる。開設を決めた3店のうち1店は名古屋市内。新業態の店舗面積は330平方メートルと一般的なコンビニの約2倍にする。4000~5000品目を扱い、既存の「サークルK」「サンクス」(3500品目)よりも増やす。
既存業態に比べ青果、精肉、鮮魚、総菜の扱いを広げ、総菜では量り売りコーナーの導入も検討する。グループ内で仕入れをまとめ、同じ物流センターを使うことでコストを下げる。店のレイアウトなど詳細は今後詰める。
また、コンビニを併設した「K’sCAFE」と呼ぶ50~100平方メートルの喫茶コーナーを備えた店舗も近く中部でFC出店する。四国で4店を実験運営しており、好調という。
中部では14年2月期にセブン―イレブン・ジャパンが約150店の出店を計画するなど、競争が激しさを増している。ユニーグループ傘下のサークルKサンクスは13年3~8月期の既存店売上高が3.3%減。中部に限ると3.5%減で苦戦が目立つ。サークルKとして新業態を出し、ブランドをテコ入れする。
ユニーグループ傘下の99イチバ(横浜市)は首都圏のオフィス街や駅近辺で、売り場面積150~180平方メートルの小型食品スーパー「ミニピアゴ」を約70店運営している。13年3~8月期の既存店売上高は前年同期比で13%増と好調だった。当初は中部でもミニピアゴを展開する構想だったが、コンビニの新業態を先行させることにした。

2013.10.4. 日経新聞より