回転ずしチェーンの元気寿司は国内外で出店を加速する。海外では中国本土や香港に加えて東南アジアに店舗網を築く。5年後に現在の2.5倍の250店舗をめざす。

国内では業務提携したカッパ・クリエイトホールディングス(カッパHD)の不採算店を低価格店「魚べい」に転換するなどして出店を進める。品質の高さを強みにして出店攻勢に出る。

これまで国内と海外合わせて400店舗体制を目標としてきた。海外でのフランチャイズチェーン(FC)展開のノウハウが確立したことなどを背景に「出店ペースの確実性が増した」(法師人尚史社長)として店舗数を積み増す。
2018年3月期末の海外店舗数は14年3月期末(見込み)比で2.5倍となる250店舗に引き上げる。
250店舗のうち約8割は中国本土と香港を想定する。これに加えて東南アジアにも店舗網を築く。今夏出店したタイと、今月末にも出店するインドネシアについては、5年後にそれぞれ20店舗体制をめざす。各国で現地事情に詳しいフランチャイズ加盟の契約先企業が見つかればマレーシアなど他国への進出も視野に入れる。

国内では業務提携したカッパHDの店舗を低価格店の「魚べい」に切り替える。
魚べいはすし1皿105円の低価格店で、2段に積み重なった高速レーンで客の注文に迅速に応える仕組みを採り入れている。注文を受けて提供する鮮度など商品力を強みとしている。まず試験的に数店舗に「魚べい」の経営ノウハウを導入して不採算店を立て直す。
新規出店は首都圏のほか、関西や九州への展開も加速する。国内店舗数は「海外店舗数と同水準もありうる」(法師人社長)と話しており、さらなる店舗網拡大もめざす。

国内の出店の軸は低価格店舗「魚べい」だが高価格帯の「千両」の出店も力を入れる方針。現在は栃木や茨城、新潟に展開しているが、東京圏での出店も視野に入れる。
18年3月期の連結売上高は14年3月期見込み比で6割増となる420億円以上をめざす。

2013.12.10. 日経新聞より