学校法人の三幸学園(東京・文京)は4月、小学生の子どもが放課後を過ごす学童保育事業を始める。さいたま市と横浜市で既に運営している保育施設に併設する形で開始。預かるだけでなく、学習塾と連携した教材を提供、宿題や運動をサポートするスタッフも配置する。今後は東京都内などにも開設する計画で、子どもを預ける場所を探している共働き世帯の利用を見込む。
民間学童を巡っては、栄光ホールディングスなどの学習塾運営会社や、鉄道会社の参入が相次いでいる。首都圏では保育所に入れない待機児童問題が依然深刻な一方、小学校に入学後の子どもの預け先の確保も課題となっており、民間学童の裾野が広がりそうだ。
専門学校などを手掛ける三幸学園は「キッズ大陸」の名称で保育施設を展開。学童保育はその施設に併設する。対象は小学校1年生~6年生で、放課後から最長で午後9時まで預かる。いずれも当初は20人規模で始める。
放課後に半径3キロ以内の駅もしくは小学校までバスで迎えに行き、学校の宿題や自習をしたり、運動したりして過ごす。
宿題の時間には大学生が指導役として付くほか、運動時も三幸学園のスタッフが常駐する。学習面では、関西地盤の進学塾、浜学園(兵庫県西宮市)と提携。浜学園が作成した算数や国語の教材を学べる。
共働き世帯の子どもは小学校に入学後、放課後児童クラブに預けられることも多いが、預かり機能が中心。キッズ大陸の学童保育では、例えば週5日預ける場合、施設内でスポーツや音楽などの習い事を週2回受けられる。塾の教材も提供することで、習い事も勉強もさせたい保護者の要望に対応する。

2014.3.8. 日経新聞より