流通業界2強のイオンとセブン&アイ・ホールディングス(HD)の2014年2月期連結決算が4月10日に出そろった。セブン&アイはコンビニエンスストアの好調で過去最高益を更新する一方、イオンは総合スーパーの伸び悩みで減益となり、主力事業の違いで明暗が分かれた。消費増税後もセブンは「高付加価値」に、イオンは「低価格化」にと戦略の違いが鮮明になっている。
イオンが10日発表した2月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比12.5%増の6兆3,951億円。国内小売業で初の6兆円突破となったが、営業利益は10.1%減と振るわなかった。
円安で仕入れなどのコストが上昇しているものの、消費者をつなぎ留める衣料品の安売りセールなどでコストが転嫁できず、利益が圧迫されたとみられる。
昨年8月に子会社化したスーパー、ダイエーの不振が続いていることも響いた。
同社はプライベートブランド(PB)「トップバリュ」を刷新。高付加価値型商品を拡充する一方、PB5,000品目を含む計2万品目の税込み価格を据え置くか値下げし、ニーズに対応する。

2014.4.10. 毎日新聞より