豊田通商は5月30日、フランスの系列商社であるセーファーオー(CFAO)を通じて世界第2位の小売り大手、仏カルフール社とアフリカでショッピングセンター(SC)を展開することで合意したと発表した。合弁会社を設立し、まず年内にもコートジボワールの最大都市アビジャンで着工する。
今後はカメルーンやコンゴなどアフリカ西・中部8カ国にカルフールのSCをフランチャイズ展開を通じて今後10年間で約70店をオープンする計画だ。年間10億ユーロ(約1,300億円)の売り上げをめざす。
日本企業がアフリカでの小売り事業に本格的に参入するのは初めて。今後は日本の安心・安全な食品や生活用品、ブランド展開も検討している。
アフリカでもサハラ砂漠より南の地域は豊富な資源を背景に経済成長が続く。中間層人口は2008年には全人口の33%に拡大し、今から小売りに進出し、将来の中間層予備軍を取り込む意義は大きい。
豊田通商は2012年12月にCFAOを傘下に入れ、成長市場のアフリカを取り込むことで、自動車以外の医薬品などの消費分野や環境、インフラ分野の事業も拡大する方針だ。
世界第2位の流通業者のカルフールは世界33カ国で店舗展開するが、アフリカ進出はエジプト、モロッコなど北部3カ国にとどまっていた。

2013.5.30  産経新聞