京都府や奈良県などのコンビニエンスストア「サンクス」約100店が4月から順次、「ローソン」に変わる。地域運営会社のサンクス京阪奈(奈良市)がサークルKサンクスとのエリアフランチャイズ契約を近く打ち切り、ローソンと契約を結ぶ。有力地域運営会社のくら替えにより、ローソンは店舗数トップの関西圏で存在感が一段と高まる。

サンクス京阪奈は2014年10月下旬までのサークルKサンクスとのエリアフランチャイズ契約を中途解約する見通し。
すでに京都市内では一部の店舗を閉鎖し、ローソンに転換するための改装作業を始めている。ローソンは関西圏で約2,200店を展開する。サンクス京阪奈は5月中をめどにローソンへの転換を完了するもようだ。サンクス京阪奈に19%出資しているサークルKサンクスの保有株式の取り扱いについては今後協議する。

サークルKサンクスは全国に約6,300店を展開し、一部の店舗は完全子会社を含む地域運営会社が運営している。1日当たりの1店舗の平均売上高は46万7,000円。約67万円のセブン―イレブン・ジャパン、約54万円のローソンなど、競合チェーンとは10万~20万円の開きがあり、苦戦が続いている。

このため、サークルKサンクスでは地域運営会社のくら替えが相次ぎ、2011年夏にサンクスアンドアソシエイツ富山、2012年には千葉県などを地盤とするシー・ヴイ・エス(CVS)・ベイエリアがそれぞれローソンに転換。2013年8月には鹿児島、熊本両県の約110店もローソンにくら替えした。

サンクス京阪奈で競合チェーンへのくら替えは5例目となり、完全子会社を除く地域運営会社でサークルKサンクスの出資比率が低いのはサンクス東海(愛知県豊橋市)だけになる。愛知県と静岡県で「サンクス」約130店を運営するサンクス東海は9月に満了するエリアフランチャイズ契約を更新する方針を固めている。

2014.3.7. 日本経済新聞より