一般住宅に旅行客を有料で泊める民泊の仲介世界最大手、米エアビーアンドビーは27日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と日本事業で提携したと発表した。日本では民泊への逆風も少なくないが、多くの新事業を生み出してきたCCCと組み、市場の本格開拓に乗り出す。
両社は都内で記者会見を開いた。
エアビーアンドビーの共同創設者、ジョー・ゲビア氏は「(提携で)私たちが想像できないサービスを作り出せる」と述べた。CCCの増田宗昭社長は「日本流の民泊を広めたい」と語った。
エアビーアンドビーは一般住宅の貸し手と旅行客をインターネットでつなぎ、仲介手数料を得ている。今後CCCの店舗でエアビーアンドビーを紹介する。新しく貸し手に登録した人へ、買い物に使えるCCCの「Tポイント」を貸出金額に応じて提供する。貸し手を増やすのが狙いだ。
2015年に日本でエアビーアンドビーを利用して滞在した人は14年の5倍の約130万人。訪日客の間ではホテルよりも日本の文化や生活に触れられるとして人気がある。
ただ、欧米に比べると少ない。世界では200万以上の部屋が登録されているのに日本では約3万5000。旅館業法による規制のほか、民泊を禁止するマンションが増えている。
CCCは店舗やポイントといった強みをいかし、日本でのエアビーアンドビーの事業拡大を全面的に支援する。
2016.5.28.付 日経新聞より