コンビニエンスストア「ローソン」の香川県のフランチャイズ店で2013年、当時15歳の高校生の少年にたばこを販売したとして、未成年者喫煙禁止法違反の罪に問われた男性店員(44)と店舗を運営していた会社の控訴審判決で、高松高裁は9月15日、一審判決のうち店員を有罪とした部分を破棄して無罪とした。

店舗側については無罪を支持して検察側の控訴を棄却した。半田靖史裁判長は判決理由で「少年は約167センチと成人でもおかしくない身長で、制服も着ていなかったため、未成年とは気付かなかった可能性がある」と指摘した。

少年はタッチパネル式の年齢確認システムで「私は20歳以上です」の表示部分を押しており、判決は「店員はレジ操作などで少年の方を詳しく見ていなかったと推認される」とした。
昨年10月の一審丸亀簡裁判決は、にきびがある少年の容貌などを基に「一見して未成年と分かる」と判断、店員を求刑通り罰金10万円とした。
一方、指導や監督責任を問われた店舗側は年齢確認システムの導入などから無罪(求刑罰金10万円)とし、店員と検察側が控訴した。
店員は13年4月22日、少年と知りながらたばこ2箱(計820円)を売ったとして起訴された。

2015.9.15. 日本経済新聞より