人材紹介業のヒューレックス(仙台市)は東北で始めた婚活支援サービスを2015年度にも全国展開する。
自治体や地方銀行、農協など独身者の情報を持つ地域団体から婚活パーティーなどの運営を受託。都市部の女性が出身地に戻り結婚する「Uターン婚」を支援する。人口減が進む東北で築いた事業モデルを全国に広げる狙いだ。

同社は子会社のマリッジパートナーズを13年に設立し結婚相手紹介業に参入。14年度から東北6県で地域連携に取り組み、宮城県や青森県の複数の市町村、宮城県内の地域農協などからイベントを受注した。
来年度は営業圏を全国に広げる計画。東日本は自社で開拓し、西日本は代理店となる外部企業との業務提携によってサービスを提供する方針だ。

自治体などからの受託内容は(1)独身の結婚希望者らに対する会話術セミナーなどへの講師派遣(2)婚活パーティーの企画(3)イベント後の参加者からの相談対応――など。短時間で1対1の対話を繰り返してマッチングを図る手法や、会話を盛り上げるための環境づくりなどを含め婚活事業で独自ノウハウの蓄積がある。

その一つに都市部での婚活パーティー開催がある。
地方は独身の女性が少ないことが多い。同社は働く女性が参加しやすい仙台市など都市で開催する。今秋には青森県の自治体から独身男性を仙台に呼んで開く婚活パーティーを企画する。
都市部の居住者でもいずれ両親のいる地元に帰りたいと要望する女性は多いといい、結婚を機に地方に移り住む「Uターン婚」を促して地方の人口減を食い止める狙い。

2014.8.21. 日本経済新聞より