調剤薬局が24時間営業の店舗を展開する。クオールは年内にも始め、2016年春までに10店にする。ウエルシアホールディングスは年明けから年5~10店を出す。患者が自宅で医療サービスを受ける在宅医療が広がるなか、体調が急変したときなどいつでも医療用医薬品(処方薬)が手に入る環境を提供し、高齢者を自宅に持つ家族らの利用を見込む。
現在、調剤薬局の営業時間は午前9時から午後6~7時、調剤薬局を店内に持つドラッグストアは午前10時から午後8~9時が多い。
クオールは愛媛県四国中央市に設ける店舗を24時間営業にする。24時間店は横浜市に実験的に営業しているが、多店舗化を始める。大衆薬も販売するほか、24時間体制で自宅に処方薬を届ける宅配サービスも備える。
同社はローソンのフランチャイズチェーンとしてコンビニエンスストアにも調剤薬局を併設しており、コンビニとの併設店を24時間営業にすることも検討する。薬剤師は人材派遣子会社を通じて確保する。
ドラッグストア内に調剤薬局を設けているウエルシアは、2015年1月に埼玉県内に新たに出す2つの店を24時間営業にする。夜間や早朝は店内に入れないようにし、専用窓口を通じて処方箋や医薬品の受け渡しをする。薬剤師は同じ地域の店舗間で融通する。

2014.9.4. 日経新聞より