セブン―イレブン・ジャパンはレジ横に専用のケースを設置してドーナツの販売を始める。2015年度中に全1万7千店に導入する計画で、年間販売個数は約6億個と国内トップ級に躍り出る見通しだ。1杯100円のいれたてコーヒーなどで次々に市場の勢力図を塗り替えたセブンが、圧倒的な販売力を武器に新分野を開拓する。ミスタードーナツなど既存の専門店の戦略にも影響を与えそうだ。
「セブンカフェドーナツ」の名称で、11月から大阪や京都など関西圏の店舗で導入を始めた。先行的に販売を始めた店舗では、1日300個売れる店もあるという。15年度中に国内全店に広げ、1店あたり1日100個の販売を目指す。全店導入後の販売個数は、年間6億個前後になる見通しだ。
ドーナツは取引先企業がセブンイレブン向け専用工場で製造。レジの横に設置する専用ケースは、富士電機と協力して開発した。ケース内は20度程度の温度を維持し、ドーナツにまぶしている砂糖などが溶けないように工夫する。
商品は、「チョコオールドファッション」(100円)など6種類を販売する。全国共通の商品のほか、地域限定の商品を用意して地域ごとに消費者の嗜好にきめ細かく対応する方針だ。

2014年11月20日 日本経済新聞より