ローソンは100円の商品を中心とする「ローソンストア100」の2割超に当たる約260店を閉店する。小型スーパーの「ローソンマート」事業からは撤退する。
ローソンストア100は現在約1100店、ローソンマートは39店を展開している。両タイプの店舗とも2014年度中に閉店に着手し、15年度末までに合計約300店を閉める。
うち約100店は通常のコンビニや、ドラッグストア機能を持つコンビニ、健康志向の商品を多く扱う「ナチュラルローソン」などに転換する。ローソンは今回の閉店に伴い、特別損失を計上するとみられる。
ローソンは07年に多くの商品を99円で売る「ショップ99」を運営していた九九プラスに資本参加し、08年に子会社化した。その後、ショップ99は店名をローソンストア100に転換。デフレ下で低価格志向の消費者を取り込み、10年には1千店を突破した。
ローソンが今回閉店するストア100店舗の大半は直営店だ。
残る店舗はFC店が多く、ローソンは店舗運営を支援する担当者を増やす。現在は100円の商品が6割程度だが、今後は8割に引き上げて低価格を分かりやすく訴求する。
ローソンマートは全店を閉店する。
14年2月に3年間で500店を開くと発表し、横浜市内に1号店を出店した。
スーパーが近くにない商圏などに出店を目指したが、価格が安くなく集客力に限界があった。既存のコンビニ各社も総菜や生鮮品を増やしていくなかで、顧客にとっての位置づけが中途半端なものとなり、わずか1年で撤退する。閉店後はドラッグ併設コンビニなど他の形態に転換する予定だ。

2015.1.29. 日本経済新聞より