焼肉店「牛角」などのFC(フランチャイズチェーン)展開するアスラポート・ダイニングが、乳業メーカーの茨城乳業(茨城県石岡市)を買収した。
傘下の飲食店で茨城乳業の商品を取り扱ったり、共同で新商品の開発などに取り組む。アスラポートはバターや脱脂粉乳を製造する乳製品メーカーも擁しており、相乗効果が見込めると判断した。
茨城乳業の親会社の中沢フーズ(東京・港)から茨城乳業株70%を4月15日付で取得した。
取得額は200万円。残る30%は中沢フーズが保有を続けることで、茨城乳業の共同運営を目指す。
茨城乳業は生乳のほか、プリンやヨーグルトといった商品を製造、販売している。茨城県産の食材にこだわっているのが特徴で、主な販路は県内の小売店など。
デザート商品はコンビニエンスストアなどとの競合も激しく、2014年3月期は1億2千万円の営業赤字だった。
アスラポートは茨城乳業の商品を自社の飲食店のメニューや食材として利用したり、土産商品として販売したりすることを検討する。仕入れコストの削減につなげる狙いだ。茨城乳業にとっても県外の飲食店などへの供給が増えることで、販路の拡大につながる。
アスラポートは13年に乳製品製造の弘乳舎(熊本市)の株式9割以上を取得した。茨城乳業が傘下に入ったことで、弘乳舎の原料調達でも効率化を目指す。

2015.4.17. 日本経済新聞より