吉野家ホールディングス傘下の吉野家(東京・北)はスマートフォン(スマホ)のアプリを活用した販促を来年2月末までに全1200店に広げる。
顧客の属性や好みによって配信内容を変えるほか、店のそばに近づいてきたタイミングに合わせて割引クーポンを送るなど、位置情報を捉えて配信する。

吉野家はデジタルマーケティング会社のタメコ(東京・港)の人工知能(AI)を使ったアプリを使ってクーポンを配信する。
店舗に無線の通信装置を設置し、スマホに専用アプリを入れた顧客の来店を把握。スマホをポケットやカバンに入れて来店すると、自動的にポイントがたまりクーポンが送られる仕組み。

2015年4月に200店へ導入し、システムが問題なく稼働することが確認できたため、9月末までに倍の約400店に導入。
11月末までには北関東の3県の店舗に導入する。
関西や九州の店舗にも広げ、今年度末までに全1200店で使えるようにする。

10月から時間帯別や顧客の位置に応じて配信する実験を始める。
例えば早朝の時間帯には朝食メニュー割引クーポンを配信したり、ユーザーが店舗のそばまで近づいてきたタイミングでクーポンを送る。
これまでメールマガジンの会員向けに一律で割引クーポンを配っていた。

2015.10.9. 日経MJより