米マクドナルドが欧州で新たに規制上の問題に直面している。
イタリアの三つの消費者団体が同社について、フランチャイズ契約で競争法に抵触したとして苦情を申し立てた。
3団体によると、マクドナルドはフランチャイズ加盟店から市場価格の最大10倍もの賃料を徴収している上、他社への切り替えを阻むことで消費者の利益を損なっている。欧州の複数の労働組合もこの申し立てを支持した。
欧州連合(EU)の競争当局の役割を担う欧州委員会には、あらゆる苦情を検討する義務があり、その上で棄却するか、正式調査に踏み切るか判断する。EUの競争法に違反したとの結論が出れば、企業に対して全世界での売上高の最大10%に上る罰金が科される。
欧州委員会の報道官は、苦情を受け取ったことを認め、これから精査すると述べた。
マクドナルドからはコメントの要請への反応を得られていない。
EUの法律では、各市場で支配的な企業には競争の阻害を避ける特別な義務があるとされている。

2016.1.12.付  ウォール・ストリート・ジャーナル日本版より