「ファースの家」フランチャイズを展開する、高断熱住宅の福地建装(北斗市)は雪が積もりにくい屋根を開発した。
屋根の下部に設けた空洞にエアコンの温風を循環させて雪を溶かす。現在主流の屋根融雪はヒーターや温水の熱を使うが、電気代など熱源コストが高くなる。エアコンは熱効率が高く、熱源コストがヒーター方式の融雪屋根の2割程度で済むとして、まず道内で販売。東北や北陸、信州など本州の積雪地にも販路を広げる。

同社はエアコン1台で住宅全体の冷暖房をまかなえる高気密・高断熱住宅を開発、1993年から「ファース(FAS)の家」ブランドで販売している。この技術を転用した。室内などに設置したエアコンの温風を屋根の空洞にまんべんなく行き渡らせて温度を上げ、雪が積もる前に溶かす。
ファースの家はフランチャイズ方式で展開し、全国182社の工務店と提携している。新たな屋根の施工は提携先の中小工務店が担う。
福地建装の2015年の売上高は14年比4割増の7億8100万円の見込み。札幌と東京にも事務所を持ち、ファースの家の建築実績は提携工務店を含めて3463棟。

2016.1.13.付 日経新聞より