カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループで格安スマートフォン(スマホ)を販売するトーンモバイル(東京・渋谷)が「安心・安全」を売りに攻勢をかけている。
競合がスマホの機能や価格で他社からの乗り換えを狙う中、同社は購入後の手厚いサービスの充実で、子供や高齢者らスマホデビュー層を開拓する。
特徴は大きく2つある。
1つは手厚いアフターサービスだ。
その柱となるのが「置くだけサポート」と呼ばれる機能。
スマホに電源を入れて箱に置くだけで、不具合などを自動的に検知する。解決しない場合は、サポートセンターに電話し、担当者に相談できる。
このほかにも手持ちのパソコンから紛失したスマホの位置を確認して遠隔からアラームを鳴らしたり、子どもがあらかじめ登録した場所にスマホを持って入ると親に自動で通知が飛んだりする機能も備える。

もう1つが、シンプルな料金体系だ。
携帯の料金体系は複雑になりがちだが、TONEの料金プランは、パケット使い放題と通話基本料を合わせて月額1000円(税別)の1つしかない。
トーンモバイルは特に子どもや高齢者を対象にしている。
安心・安全を訴求するうえで、CCCとの連携も進める。トーンモバイルは自社サイトで販売するほか、CCCが全国展開している直営のTSUTAYAや蔦屋書店、東京・二子玉川の蔦屋家電を中心に20店舗弱に売り場を設けている。
今後は売り場展開を加速していくため、TSUTAYAのフランチャイズチェーン(FC)店への出店も視野に入れている。
現在CCCと詳細を詰めている。200店舗が1つの目安になるという。

2016.1.20.付 日経MJより