日本マクドナルドホールディングス(HD)が3月9日発表した2015年12月期の連結決算は最終損益が347億円の赤字(前の期は218億円の赤字)で、01年の上場以来最大の赤字になった。
前期の売上高は15%減の1894億円、既存店売上高も15%減った。
不採算店の閉鎖を進め、期末店舗数は2956店と17年ぶりに3000店を下回った。
経営が悪化したフランチャイズチェーン(FC)店への財務支援費用や店舗の減損損失も赤字拡大の要因になった。
16年12月期は10億円の最終黒字を見込む。客足回復に向けて500~600店を改装し、既存店売上高を約18%伸ばす計画だ。経常損益も22億円の黒字(前期は276億円の赤字)と3期ぶりの黒字転換をめざす。
2016年1月の既存店売上高は前年同月比35%増で、客数も33カ月ぶりにプラスだった。
ただ既存店の底打ちは前年の反動による面が大きく、一連の品質問題が起きる前の競争力は取り戻せていない。
米マクドナルドは、日本マクドナルドHD株の一部売却を模索している。
投資ファンドなどが経営権を握れば日本マクドナルドHDのサラ・カサノバ社長の進退問題が浮上する可能性がある。

2016.2.9.付 日経新聞より