九州旅客鉄道(JR九州)子会社のJR九州リテール(福岡市、本多修一社長)は、運営するコンビニエンスストア「ファミリーマート」を2016年度中に200店体制にする。
出店ペースを今までの3倍の年30店とする。
コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンも出店を増やしており、駅周辺や市街地を中心に九州でも固定客の獲得競争が激しくなりそうだ。
16年3月末の店舗数は169店。
ファミリーマートが15年12月に吸収合併したココストアのうち福岡、大分、熊本にある店舗21店の継承を進めている。
既に一部店舗はファミリーマートへのブランド転換を終えている。

継承に加え、新規立地を探すことで、17年3月末までに30店舗程度を出店する。設備投資額は20億円規模になるとみられる。
立地は実績のある駅周辺や市街地を中心とする。セブン-イレブンやローソンなども攻勢を強めており、大量出店で対抗する。
コンビニでは現在、深夜時間帯のアルバイトなど、人手の不足が課題となっている。
個別店舗が募集・採用するには限界があると判断、JR九州リテールが一括窓口を設けることを検討する。入学シーズンに合わせて、九州の大学などでアルバイト募集の告知をするなどの対策をとる。
出店ペースの拡大に合わせ、品質が低下しないよう対策を進める。店舗に赴き運営の改善点などを指摘するスーパーバイザーを増員。
現在は30人いるが、直営店の店長を登用するほか、公募で他社から経験者を採用して40人規模に増やす。

JR九州リテールは福岡、佐賀、長崎、大分、熊本の北部九州における共同エリアフランチャイザーとしてファミマを運営している。駅ナカでは直営店、市街地の路面店は主にフランチャイズ(FC)店を展開している。

2016.4.1.日経新聞より