書店チェーンの明文堂プランナー(富山県朝日町)は首都圏での出店を強化する。
埼玉県戸田市に7月、大型店舗を出店。カフェのほか、リラクゼーション施設などを併設した複合施設にする。東京都内にも複合店舗を開業する。
ニーズをくみ取った書店形態を検討するため、音楽やカフェの専門家で構成する研究所も設置する。ネット書店に対抗し、大型・複合化で顧客獲得を狙う。
同社は昨2015年12月、埼玉県越谷市のショッピングセンター、イオンレイクタウン内の店舗を増床し、お茶を飲みながら本を読めるように改装した。2020年までに東京都心にも出店する方針。
アマゾンなどネット書店が台頭する中、首都圏で出店する複合店舗の形態などを研究するため、金沢市の同社ビルに7月にも「MBP LABO」を設ける。設備導入など投資額は数千万円を見込む。映画や音楽、コーヒーやお茶の入れ方などの専門家を集め、ネット書店に対抗するため書店以外の機能や売り場の作り方を研究する。
同社の売上高は2015年5月期で約90億円。書店は現在、埼玉に5店舗、富山県に10店舗、石川県に6店舗あり、首都圏での売上高は全体の約20%だ。都内をはじめ首都圏での出店を加速し、20年までに首都圏の割合を40%に引き上げることを目指す。
同社はTSUTAYAやタリーズコーヒーなどのフランチャイズに加盟し、書店と喫茶店、レンタルビデオ店などと組み合わせた店舗を増やしている。

2016.4.22.付 日経新聞より