紀伊國屋書店は、地場書店大手の国営ホーチミン市書籍流通会社(ファハサ)と提携し、ベトナム国内で和書の販売に乗り出す。
ベトナムで公式に日本語の書籍が販売されるのは初めてで、ホーチミン市内にあるファハサの2店舗で今月中旬から日本のアニメや料理、手芸本など地元市民向けに売り出す。
1区グエンフエ通りにある旗艦店「グエンフエ・ストア」と3区ハイバーチュン通りの大型店「タンディン・ブックショップ」に向けて書籍を卸す。
紀伊國屋書店は、3月にホーチミン市内で開催された国際ブックフェアに出展。若者向け販売が好調で出品した500タイトルのうち、アニメ・画集類は初日で完売した。
5月の本格販売後も、日本に関心が高い若者や富裕層をターゲットとし、絵や写真などが多く掲載された本を中心に取りそろえる。当初の在庫は5,000冊ほどを予定する。また在留邦人からの取り寄せ依頼に対応する体制も整えていく。
紀伊國屋書店はタイやシンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)など海外8カ国・地域に直営店やフランチャイズ形式で出店している。
書籍販売に規制があるベトナムでは、国内に80店舗以上を展開するファハサとの提携で和書の流通を図る。

2016.5.10.付 NNAより