米国系ハンバーガー店「ウェンディーズ」を日本で展開するウェンディーズ・ジャパン(東京・港)は6月末に買収するファーストキッチン(東京・新宿)の既存店を両ブランドのコラボ店に転換する。都心部にある路面店を対象とし、最大50店舗になる見込み。
フランチャイズチェーン(FC)展開も始め、5年以内にコラボ店舗だけで100店体制を目指す。
両社は2015年から2つのブランド名を付けたコラボ店「ファーストキッチン・ウェンディーズ」を実験的に展開してきた。
ファーストキッチンの2店を転換したところ、売上高が2~6割増えた。
ファーストキッチンはデザートやパスタなどメニューが豊富で女性客が中心。ウェンディーズは大ぶりなハンバーガーが特徴で男性客が多い。
コラボ店は全体のメニューを絞り、ハンバーガー類はウェンディーズ、パスタやサイドメニューはファーストキッチンの商品をそろえている。
このため、店舗運営の効率は単独ブランド店と大きく変わらないという。
ファーストキッチンの既存店約130店のうち東京、大阪などの都心部にある路面店約50店を対象に転換を検討する。
郊外の路面店は「ファーストキッチン」単独ブランドの店として残す。
ショッピングセンター内の店でもコラボ店の実験を始めるほか、フランチャイズ(FC)での出店も始める。
「ウェンディーズ」は世界3位のハンバーガーチェーンで28カ国で約6500店を展開する。
ただ、現地のチェーンを買収し、2つのブランドを冠した店舗を展開するのは日本が初めてという。

2016.6.9.付 日経新聞より