日本文化の発信を担う官民ファンドのクールジャパン機構は11月、たこ焼き店を中東に出店する。機構がアラブ首長国連邦(UAE)の商社とつくった合弁企業と、「築地銀だこ」を運営するホットランドがフランチャイズチェーン(FC)契約を結ぶ。イスラム教の戒律に沿う「ハラル認証」に対応した食材を使い、現地への浸透を図る。

同機構は2014年、中東での日本食文化の発信に向け、日本食材の輸入販売を手掛けるUAEのシファー社と合弁企業を設立した。ホットランドとは6月中にFC契約を結ぶ。

店舗ではたこ焼きを主力商品として販売するが、地域によってはたい焼きも扱う。出店地域はUAEのほか、サウジアラビア、クウェートなど6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)の域内とし、5年後に35店程度へと拡大する計画だ。

GCCの域内人口は、25年に5900万人と現在から2割増える見通し。機構は中東市場は将来有望とみて、今後はラーメンやカレー、焼き肉、スイーツなどの日本食を売り込む。日系企業の協力を得てFC店を増やしたい考えだ。

2016.6.20.付 日経新聞より