洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」などを展開するシュゼット(兵庫県西宮市)はアジアの都心部で物販店を出店する。
7月1日開業のシンガポール2号店に続き、10月にはマレーシアに初出店する。2014年に開業したシンガポール1号店は郊外型のカフェで、ブランド認知度向上には寄与したものの売り上げは計画未達が続く。強みの物販で土産需要を開拓し収益を押し上げる。

10月に三越伊勢丹ホールディングスがマレーシアの首都クアラルンプールに開く商業施設内に「アンリ・シャルパンティエ」を出店する。イートインスペースを併設した物販店で、店舗面積は約42平方メートル。生ケーキのほか日本から直輸入するフィナンシェなどを販売する。1日に開くシンガポール2号店は若年層が多い都心部のショッピングセンター(SC)内にあり、20~30代の女性にアピールする。

シュゼットは、現在同社が独資でシンガポールに進出しているが、今後は現地でパートナー企業と協業していく考えだ。
「出店やマーケティングの費用を抑えるほか、人材育成でノウハウを共有したい」(蟻田社長)として現地企業によるフランチャイズチェーン(FC)展開にも意欲を示しており、店舗拡大を目指す。生産強化のためシンガポールでの工場新設も検討している。

シュゼットの16年9月期の売上高は200億円を超す見通し。国内では強みの百貨店のほか、ここ数年はECサイトでの販売が伸びている。
2016.7.1.付 日経MJより