分譲住宅などの設計・販売を手掛ける昭和住宅(兵庫県加古川市)はウナギの養殖事業に参入した。
このほど岡山市内の所有地に陸上養殖設備を設置した。9月にも外食やスーパーなどに卸すほか、今後は自社でうなぎ店も運営していく考えだ。少子化で住宅の着工件数の落ち込みが見込まれるなか、遊休地を生かした新規事業で売り上げ拡大を目指す。
陸上養殖設備を製造販売するジャパンマリンポニックス(岡山市)から養殖施設を購入した。建屋の建築費や水槽の設備機器など総投資額は約6000万円。岡山市内で昭和住宅が運営する温浴施設の駐車場内の空きスペースに設置し、まずは2万2500匹の稚魚を飼育し始めた。水槽のメンテナンスなどは温浴施設の従業員が担う。

同社は遊休地活用の一環で、焼き肉「牛角」やとんかつ「かつや」などのフランチャイズチェーン(FC)運営を手掛ける子会社を持つ。運営ノウハウを生かして自社でウナギのかば焼き店を開業することも検討している。

昭和住宅の15年9月期の売上高は216億円。16年9月期は分譲マンションの販売数が減少し、12%減の191億円を見込む。
主力の戸建て事業に加え、今後はリフォーム事業や外食事業といった周辺事業を強化し成長を図る。

2016.7.9.付 日経新聞より