「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは、社員が独立する際に現金を支給して支援する制度を導入した。
5年間で社員から30人のフランチャイズチェーン(FC)オーナーを育成する。
FC展開が主体のコンビニエンスストアが出店を増やしており、FC店の担い手の確保が難しくなっていることに対応する。
10月から同社の店舗運営子会社、モスストアカンパニー(東京・品川)の社員独立支援制度を変更した。
入社から5年以上を経過した社員を対象に、独立してモスバーガーの店舗を経営する場合は300万円を支給する。
勤続3年以上5年未満の場合でも150万円を支給する。開業資金の一部などに充ててもらい、独立直後の資金繰りを支える狙い。
すでに今期は2人の社員の独立が決まっているという。
モスバーガーは国内に1300店強あるが、9割以上はFC店。
440人ほどのオーナーが店を運営しているが、平均年齢が約60歳と高齢化が進み、世代交代が必要になっている。後継者候補がいないオーナーらに対しては独立希望の社員が受け皿となり、事業を承継してもらう。自社社員であれば、店舗運営などのノウハウがすでにあるため、スムーズに事業を引き継げる利点もある。

2016.10.13.付 日経新聞より