セブン―イレブン・ジャパンは2018年春入社の新卒採用から店舗で働くアルバイトの学生を優遇する制度を導入する。
加盟店オーナーの推薦を受けた学生の1次面接を免除する。アルバイトの学生を対象にインターンシップ(就業体験)も導入し、参加者が将来就職を希望した場合は2次面接まで免除する。人手不足感が強まるなか、意欲のある学生を積極登用する。
セブンは新卒採用の際、部長級による最終面接まで3~4回の面接を実施している。
18年春卒の採用から、コンビニエンスストア「セブンイレブン」で1年程度のアルバイト経験があり店舗オーナーの推薦を受けた学生について、採用選考で1次面接を免除する。
セブンは先行してアルバイト向けのインターン「セブンアカデミー」も始めた。
勤務経験が半年以上で店舗オーナーの推薦を受けた高校1年生から大学4年生のアルバイトが対象。店舗で働きながら延べ5日間、企業理念や商品発注の仕組みを学んでもらう。インターン参加者が将来、入社を希望した場合は選考の2次面接まで免除する。

第1弾を8~10月に東京と大阪、福岡、名古屋の4都市で開催したところ約50人が参加した。
来年1月にかけて第2弾を開く。将来的には参加者を年500~1000人規模に広げたい考えだ。

コンビニ各社では本部とフランチャイズチェーン契約を結んだ加盟店のオーナーが、アルバイトやパートの店員を個別に採用し、店員の教育や研修もオーナーが担ってきた。ただ国内のコンビニ店舗数は5万軒を超え、店員の確保が難しくなっている。
セブンは従来の方針を転換、アルバイトの教育まで踏み込んで加盟店の支援を強める。
コンビニ首位のセブンはここ数年、新規出店数が1千店を超え、店舗運営を指導する人材の確保も課題になっている。
セブンの16年度の新卒採用数は大卒403人、高卒140人の計543人で、大半が入社後に店舗で働いた後、経営相談員になる。アルバイト優遇制度の導入により、店舗運営に詳しい人材を積極採用し即戦力を確保する。

2016.10.15.付 日経新聞より