中古車販売のアップルインターナショナルは英語で中古車情報を発信する専用のウェブサイトを12月に開設する。
仕入れた中古車の車種などの情報を海外に発信し、東南アジアなどの中古車業者に売り込む。オークション市場を活用して海外業者に販売しているが、円高が進み、海外勢の購買力に陰りが出てきた。ネット販売で手数料負担などを抑制し、海外顧客を取り込む。年間約20億円の売上高を目指す。

連結子会社のアップルオートネットワークが運営する日本語の販売サイトの情報を転用。車種や登録年度、走行距離、査定の点数、事故歴のほか、車の特徴などを写真とともに英語に翻訳して発信する。バングラデシュやインドネシアなど東南アジアの輸入業者のほか、オーストラリア、ニュージーランドの個人顧客が無料でアクセスできるようにする。
既存の国内大手オークションサイトに出品する前に、買い取り契約した段階ですぐさま情報をサイトに掲載する。オークションへの出品料やオークション会場への輸送コストが削減できるため、顧客にとってもオークションより1割ほど割安で中古車を買い取ることができるという。
海外の輸入業者は昨年秋までは来日して中古車のオークション市場で「爆買い」をしていたが、円高が進んだ今年初め以降はネットを活用するケースが増えている。

当初はアップル直営店が取り扱う月間400台程度の中古車情報を掲載するが、将来的にはフランチャイズ(FC)店も含めて月間1万台程度まで広げる計画だ。
アップルインターはディーラー、中古車販売業者、オークション、店舗などで仕入れた車を海外輸入業者に販売。一方、アップルオートは国内で仕入れた車を国内で販売している。

2016.11.7.付 日経新聞より