不動産会社のケン・コーポレーション(東京・港)は11月7日、横浜・山下町に300室規模のホテルを建設し、米高級ホテル「ハイアット」ブランドで2019年6月に開業すると発表した。
ケン・コーポが建設する「ハイアットリージェンシー横浜」は地上22階、地下1階建てで、延べ床面積は約2万8000平方メートル。「リージェンシー」はハイアットブランドの中では「パークハイアット」に次ぐ上から2番目の分類で、ハイアットブランドが横浜に進出するのは初めて。全体の投資額は土地の取得額を含めて約220億円を見込む。
ホテルの客室数はスイートルーム18室を含む315室で、最上階には挙式場やバンケットなど婚礼施設を備える。京都や大阪など、現在国内に6ヶ所あるハイアットリージェンシーの中では中規模のホテルになる。ハイアットとはフランチャイズ契約で、運営はケン・コーポが担う。
進出予定地は昨年10月に同社が取得したもので、中華街や山下公園など観光地のほか、国際会議や展示会といった「MICE(マイス)」の舞台となるパシフィコ横浜にも近い。
20年には馬車道駅近くに米オークウッド系のホテルが開業する予定(三井不動産レジデンシャル)で、中華街はじめ横浜の観光や国際会議への国内外からの宿泊需要取り込みを巡る競争が激しくなる。
19年のラグビーW杯、20年の東京五輪を控え、海外ホテルブランドの進出が外国人客の宿泊需要獲得につながるかが注目される。

2016.11.8.付 日経新聞より