和食店・居酒屋チェーンの王滝(松本市、永瀬完治社長)は、2017年春にも総菜店の展開を始める。カロリーや塩分を抑えた総菜を取りそろえる。ショッピングセンター(SC)のフードコートに出店し、持ち帰りだけではなく、ごはんと合わせてその場で食べられるようにする。1店当たりの年間売上高は1800万~2400万円を見込み、当面5店の出店を目指す。
まず3月にも松本市内のSCのフードコートに1号店を出す。店舗の名称は「ママキッチン」などを検討している。店舗面積は約20平方メートルで、店内での調理器具などに1店当たり700万~800万円を投資する。
出店先をフードコートとするのは、その場で食べられるようにし、食品売り場で他の総菜店との競合を避ける考え。
出店先のSCではセミナーなどが開けるスペースを利用。総菜メニューを開発する同社の管理栄養士を講師に、低カロリーの総菜の作り方を教える料理講習会も1~2カ月に1回程度開き、常連客を増やす方針だ。
王滝の16年2月期の売上高は約36億円。和食店など35店鋪のほかケータリング事業などを行っている。
11月には遠藤商事ホールディングス(東京・目黒)とのフランチャイズチェーン(FC)契約で松本市内にファストフードピザ店「ナポリス」を出店。県内で多店舗化を始めるなど多角化を進めている。

2016.12.13.付 日経新聞より