青山商事は苦戦するカジュアル衣料事業を見直す。低価格の「キャラジャ」を5年後をめどに全店閉鎖する。
主力の「アメリカンイーグル」は来年1月からほぼ全商品で値下げし、来夏から日本仕様の衣料品を投入する。
カジュアル衣料は低価格志向が鮮明で、若者のファッション離れもあって競争は激しくなっている。選択と集中を加速させて黒字化を目指す。
キャラジャは直営の低価格衣料店で、全国に12店ある。若者向けに肌着やTシャツ、パーカーを約1,000~2,000円の低価格で販売する。
すでに新規出店はやめており、契約が満了した店舗から順次閉める。
1994年に出店を始め、00年代前半には最大112店あった。「ユニクロ」や「しまむら」といった低価格チェーンとの競争で、近年は苦戦を強いられていた。

アメリカンイーグルは全国に約30店あり、子会社経由でフランチャイズチェーン(FC)展開をしている。
米国本部の商品をそのまま販売していたが、来夏からはポロシャツなど全体の3割を日本人の好みに合わせた独自仕様にする。
値下げ幅はジーンズなら1,000~2,000円程度。
2012年に出店を始めてから値下げは初めて。
同社はスーツに頼らない経営基盤の構築を急いでおり、ビジネスウエア以外の売上高を全体の約2割から長期では4割まで高める方針。
だが、カジュアル衣料事業の16年4~9月期売上高は前年同期比6%減の86億円。営業損益は約2億円の赤字(同3億円の黒字)だった。

2016.12.25.付 日経新聞より