コンビニエンスストア「ファミリーマート」のフランチャイズチェーン(FC)加盟店の男性従業員(当時62)が勤務中に事故死したのは、月200時間を超える時間外労働の過労が原因だとして、遺族が計約5800万円の損害賠償を求めた訴訟は30日までに、大阪地裁(福田修久裁判長)で和解が成立した。ファミマと店主が連帯して解決金計約4300万円を支払う。

和解は12月22日付。和解条項には
(1)店主が長時間労働をさせたことを遺族に謝罪
(2)ファミマは長時間労働の中で事故死したことに遺憾の意を表明
(3)ファミマは加盟店やその従業員と適切な関係を築き、社会から信頼される企業となるよう努力する
――ことが盛り込まれた。

訴状によると、男性は2011年から大阪府大東市の店舗で働き、店主に命じられて12年からは同府門真市の店舗を掛け持ち勤務した。同年12月、店内で脚立に上っているときに意識を失って転落し、頭を打って13年1月に死亡した。
事故前の半年間の時間外労働は月当たり218~254時間だったという。

2016.12.30.付 日経新聞より