良品計画は20日、フィリピンの小売り大手ストアーズ・スペシャリスツ(SSI)と同国に合弁会社を設立すると発表した。
現在、SSIがフランチャイズチェーン(FC)方式で展開する「MUJI」ブランドの店舗を継承。手ごろな価格の商品を増やし、消費意欲の旺盛な若者を取り込む。1店舗あたりの売り上げを2倍に拡大することをめざす。
3月下旬に合弁会社「MUJIフィリピン」を首都マニラに設立する。
資本金は300万ドル(約3億4400万円)で良品計画が49%を出資し、社長を送り込む。「MUJI」ブランドの既存店7店舗のうちの4店を引き継ぐ。
SSIとは2010年にライセンス契約を結び、SSIがMUJIの店舗をフィリピン国内で展開。
良品計画は衣料品や生活雑貨などの商品を供給してきた。
従来は陳列する商品を絞り込み、価格を日本より5~6割高い水準に設定していたため、売り上げが伸び悩んでいた。
今後、合弁会社で事業を手がけ、良品計画の運営ノウハウを投入する。商品点数を約2000点から3000点に増やし、価格を2割程度引き下げる。
タイやベトナムの拠点から商品を輸入することで、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内に適用される関税優遇措置を生かして調達コストを引き下げる。
20年までに店舗の改装を進め、現在と同じ7店舗に拡大。1店舗あたりの売上高を2倍に増やす。

2017.1.21.付 日経新聞より