遼寧省大連と聞いて、中国人が真っ先にイメージするのが「美女と海産物の宝庫」だという。新鮮な海鮮を使った料理はこの町の名物。
なかでも最近、新たな食べ方として人気を集めるのが「海鮮がゆ」だ。
市内のレストラン「海味当家」に入ると、客はまず水槽内にあるカキやエビ、カニといった好みの海鮮を注文する。各テーブルに設けられた鍋で海産物を蒸したあと、しょうゆなどの調味料をつけて食べる。
ここまでなら普通の食べ方だが、この店ではあらかじめ、鍋底に生米を入れておく。蒸すことで海鮮スープが底に落ち、コメと混ざり合うことで最終的におかゆができあがる仕組みだ。
水を一切使わず、うまみが詰まった魚介のエキスで作るだけに、濃厚な味わいが楽しめる。
地元の人は伝統蒸留酒「白酒」を片手に海鮮を食べ、海鮮がゆで”シメ”る。
同店の1人当たり平均単価は130元(約2100円)と、通常のレストランに比べればやや高めだ。それでも2015年11月の1号店開業以来、1年余りで市内に7店を構える人気店に成長した。
今後はフランチャイズチェーン(FC)方式で店舗網を広げる計画という。

2017.2.17.付 日経MJより