プラザクリエイトは印画紙を使った写真を客が印刷できるサービスを携帯販売店で始めた。高画質とセルフを売りにお蔵入りした写真を印刷するというニーズを引き出したい考えだ。
写真印画紙の自動出力機「ファーストラボ」を開発し、2月に東京・銀座のソフトバンクの携帯電話販売店で導入した。
スマホやカメラのSDカードをつなぐと、画面に写真を表示する。タッチしてカットやサイズを選ぶと、約3分後に出力する。印刷価格は銀座店の場合で1枚税別39円から。
夏までにソフトバンク100店に広げる。
その頃には写真付きのマグカップやスマホケース、トートバッグ、Tシャツといったオリジナル商品の注文にも対応する。子供や孫の写真の印刷や、ギフト利用を見込む。
プラザクリエイトによると、印画紙の写真をセルフプリントする機械は業界初。
コンビニなどのコピー機でもセルフで印刷できるが、既存のセルフプリント機はインクジェット方式で、立体感や子供の肌の色合いなど淡い色の表現が難しい。長期保存で変色しやすいといった課題があった。
印画紙でプリントする場合は写真店の専用端末などで写真を選んで、カウンターで頼むのが一般的。店員がデータ確認や検品、袋詰めをするまでに少なくとも10分ほどの待ち時間が生じていた。
プラザクリエイトが開発した自動出力機を試験的に導入したソフトバンクの店舗では来店客数が3割ほど増えたという。今後は他の通信キャリアの携帯電話販売店や家電量販店、雑貨店などへの導入もめざす。
プラザクリエイトはプリントショップ「パレットプラザ」と「55ステーション」を約500店展開している。
13年から現像だけでなく、アルバム作りや雑貨への写真プリントを手がける業態「フォト&モア」への改装を進めている。
同社はフランチャイズチェーン(FC)店などに現像機の販売もしている。法人需要も下支えし、現時点で店舗の大量閉鎖の計画はない。

2017.2.17.付 日経MJより