水産珍味メーカーのホクチン(金沢市)は小売事業の展開を強化する。
独自ブランドの直営店に加え、地方のこだわり食材を扱う「久世福商店」のフランチャイズチェーン(FC)に加盟し、3月下旬に北陸地区の1号店をオープンする。
FC加盟で小売りのノウハウを蓄積し、一夜干しなど自社商品の販売拡大につなげる。将来は北陸の地魚製品、拡大する中食需要を取り込む考えだ。
久世福商店は、ワインやジャムの製造販売を主力とするサンクゼール(長野県飯綱町)が2013年からチェーン展開している。加工食品や調味料など全国の隠れた和食材を扱い、関東甲信越や関西を中心に大型ショッピングセンターなどに54店舗を展開している。
ホクチンは3月24日開業のイオンモール新小松(石川県小松市)の1階に北陸1号店を出店する。グループ会社が運営を担う。同社は水産物のつまみ類や塩干加工品を製造し、スーパーのほか久世福商店の既存店にも卸している。このほか地魚の一夜干しやぬか漬けなど、独自ブランドの水産珍味の直営店を石川県内で3店舗展開している。
久世福のFC加盟で関係を強化。
現在数種類にとどまる取り扱い製品の拡大を狙うほか、店舗運営や商品管理のノウハウを吸収する。
北陸3県でのFC店の拡大も視野に入れる。

2017.3.3.付 日経新聞より