西武ホールディングス(HD)がホテル事業で新ブランドを展開する。
宿泊に特化して客室単価1万円前後と安く抑えたホテルを2019年度をメドに開業。今後10年内に新ブランドを中心に約100カ所の開業をめざす。
訪日外国人客が増えているが、ホテル料金の高騰で民泊などに流れる動きも出ている。値ごろ感のある価格設定で、中間所得層など新たな顧客を開拓する。

新ブランドは「プリンスホテル」など既存の3つに次ぐ4番目のブランドとして立ち上げる。
「プリンスホテル」ブランドの施設の客室単価は1万3000円前後。新ブランドは1万円前後に設定する。
西武HDは国内外でプリンスホテルを中心に約50カ所のホテルを運営している。追加で100カ所開けば、ホテルの販売額で年400億円規模の増収効果が期待される。

出店は首都圏のほか地方の主要都市、新幹線の停車駅や空港周辺の都市などが候補となる。店舗網が相対的に薄い関西圏なども有力となる。
西武HDは国内のすべてのホテルは直営だが、新ブランドではフランチャイズチェーン(FC)や運営受託などの手法も組み合わせて投資リスクの軽減を検討する。

2017.3.30.付 日経新聞より