タイの老舗ホテルチェーンのデュシット・インターナショナルはバングラデシュに進出する。
2017年末をメドに首都ダッカに開業する。同社は度重なる政変で観光業が不安定なタイ市場からのリスク分散を進めており、国外売上高比率を25年までに2割から8割に引き上げる計画。アジアや中東で今後の経済発展を見込む国を狙う。
バングラデシュの地場の同業レイクショアホテルとビジネスホテル「プリンセス・デュシット」のフランチャイズチェーン(FC)契約を結んだ。
1軒目となるダッカのホテルは13階建て、80室の予定。立地はシャージャラル国際空港から車で5分の距離で、主要な工業団地にも近い。
バングラデシュは中国以外に工場を建てる「チャイナプラスワン」の有力な受け皿。デュシットは急増している外国人ビジネス客を狙う。
デュシットは世界8ヶ国でホテル29軒を展開しており、ほぼ半分はタイ国内だ。
ただ、国内市場は外資系の高級ホテルがこぞって進出している激戦地。14年の軍事クーデターのような政変による観光業への打撃も小さくない。今後は国外を中心に年15~20軒のペースでホテルを開業する。
今後3~4年以内に進出国は約3倍の21ヶ国に広がる予定。
巨大市場の中国のほかにミャンマー、ブータン、オマーン、ケニアなどを開拓する。

2017.4.26.付 日経新聞より