全国で居酒屋約200店を運営するKIDSホールディングス(東京・新宿)は、酒類の原価販売を掲げた飲食店「原価ビストロBAN!」を多店舗化する。
客は入場料540円を払えば、ハイボール1杯税別60円など格安の料金で飲める。
酒類の収益は度外視して来店を促し、料理の注文を増やす狙い。7月に都内に1号店を開き、来年夏をめどに首都圏で30店程度まで増やす計画だ。
今後はフランチャイズチェーン(FC)形式で多店舗化する。出店を加速するため、30店舗目までは加盟金をとらずにオーナー志望者を募り、物件の紹介もする。都市部で認知度を高め、将来は首都圏以外にも広げたい考えだ。
同社は「木村屋本店」「黒木屋」など居酒屋中心に約50業態を運営し、2017年3月期の売上高は140億円。創業以来、12期連続で増収を続けている。ただ、会社員の宴会離れなどで居酒屋市場そのものは縮小が続いており今後、原価ビストロBAN!を主力事業の一つに育てていく。

2017.8.9.付 日経MJより