菓子製造の寿スピリッツは海外事業を強化する。工房と一体型の実演販売店という新業態の展開を2018年以降に始めるほか、カフェと物販の併設店の出店も増やす。
海外はギフト向けを軸とした物販店を拡大してきたが、多様な業態で需要を開拓する。グループの海外売上高を5年後に現在の5倍の年間100億円規模に伸ばす計画だ。

カフェと物販の併設店の新ブランドは「カウカウカフェ」で12月9日に香港に1号店を開店した。
物販に加えてアイスクリームの販売コーナーとカフェを併設。軽食も提供する。18年以降、アジア各国で展開する。

同社グループが掲げる社業の柱は「プレミアムギフトスイーツ」というギフト需要にある。17年12月までに海外の常設店はフランチャイズを中心に6ヶ国に36店舗まで増加。一部を除いてギフト需要を主軸とした物販店として拡大してきた。

寿スピリッツ 鳥取県米子市に本社を置く。
鳥取土産定番の和菓子を扱う寿製菓(米子市)や東京ミルクチーズ工場を手掛けるシュクレイ(東京都港区)、洋菓子ブランド「ルタオ」を展開するケイシイシイ(北海道千歳市)などを傘下に置く。
ルタオのチーズケーキなどは訪日客(インバウンド)にも人気が高く、空港免税店などでの売り上げも伸ばしている。

2017.12.22付 日本経済新聞より