ダスキンが赤字事業の「ミスタードーナツ」をテコ入れしている。朝食時間帯に狙いを定め、パンを中心に11種類をそろえた。
嗜好(しこう)品中心から毎日の食生活に欠かせない店舗へ。ドーナツだけじゃないメニューで集客力アップを目指す。

ミスドと言えばチョコレートや砂糖のたっぷりかかったドーナツが思い浮かぶ。甘党御用達の店だったが、苦戦中だ。
ダスキンの17年3月期は売上高が前の期比2%減の1618億円、営業利益は13%増の60億円だった。このうちミスドが中心のフード事業は売り上げが9%減の401億円、営業損益は6億8400万円の赤字(前の期は14億円の赤字)と振るわなかった。赤字は14年3月期から続いている。

若者に選ばれる店を目指し、数年かけて1100を超す全店を改装するか、カフェ型などに転換する方針だ。
黒を基調にした外観デザインに統一し、店舗によってはソファ席やコンセントを設ける。
ネックになるのはフランチャイズチェーン(FC)のオーナーの意向だ。ダスキンは主力のハウスクリーニングも含め、FC展開を軸にしている。ブランドを貸し出す代わりに、店舗の投資コストはFCのオーナーが負担する。跡継ぎがいないなどを理由に新規投資をためらう例がある。

2018.1.29.付 日本経済新聞より