調剤薬局大手のクオールは日用品や大衆薬の品ぞろえを充実させたコンビニエンスストア型店舗を増やす。
調剤薬局を併設しながら、地域の消費動向に対応した商品を置き固定客をつかむ。ローソンのFC展開する店で、日用品や大衆薬の取扱品数を従来より2割増やした店を2016年3月期までに全50店の半分の25店程度にする。
クオールは10年からローソンのFC店として調剤薬局を併設したコンビニ業態店舗を運営する。
現在、調剤薬局専門の店舗約500店のほか、コンビニ業態の店舗は38店ある。日用品や大衆薬を充実させた店舗を「ヘルスケアコンビニ」として増やしていく。
医療用医薬品以外の約3千品目の商品を扱うなか、雑誌売り場などを縮小し日用品と大衆薬の計1200品目を1500品目程度にする。
日用品では詰め替え用シャンプーや洗剤、入浴剤を増やす。シャンプーはコンビニでは通常扱わない1個2千円弱の高単価商品も扱う。
大衆薬では急病時に最低限必要な300品目をそろえる。
ヘルスケアコンビニは現在、首都圏に5店舗ある。
15年3月期中に4店を改装して同コンビニにする。
16年3月期も新店や既存店の改装で増やし、コンビニ業態店全50店のうち、25店舗程度を同コンビニにする。首都圏のほか中部、九州などで開設する。
医療機関から出される処方箋をもとに調剤薬局で医療用医薬品を出す間に、弁当などを買える利便性を重視してきた。さらに日用品を増やすことでスーパーなどで買い物をする顧客層を取り込む。
併設する調剤薬局に常駐する薬剤師が大衆薬の服用の相談に乗ることで顧客の信頼を高め予防医療の拠点にもする。
5月にヘルスケアコンビニに改装した豊洲三丁目店(東京・江東)は1日の売上高(医療用医薬品の売り上げを除く)は改装前に比べ1割増えたという。

2014.11.17. 日経MJより