新年度、皆様の会社も多くの新入社員を迎えられたことでしょう。新たな仲間を迎える皆様は、人手不足のなか少しでも早く一人前の戦力になってもらいたいという思いも強いのではないでしょうか。

そんな状況下、今年の大手企業の経営トップの入社式でのコメントでは、今後の経営環境の厳しさとともに「働き方改革」に関しての対処も大きなテーマとなっていました。
「働き方改革」と言っても、単に残業を減らすということではなく、一人ひとりの生産性を高めていかに効率的に業務を推進するか、結果として残業をしなくても仕事量が減らない組織運営を目指すということです。
これまでの日本企業は、長く働くことが美徳とされていた風潮がありました。
残業手当が減ると生活が苦しくなるので、特に私用がなければだらだらと遅くまで仕事をするという風土の企業もありました。
上司が働いているのに先には帰りづらいという雰囲気の職場も多く見受けられました。

しかし、働き方を大きく変えるためにはそうした組織風土や習慣を改めることが必要となります。
標準的には1時間でできる仕事を2時間かけて「忙しい」と言っている人が評価される組織であっては「働き方改革」はできません。
「働き方改革」を推進するためには、組織風土や人に対する評価の基準を変えなければなりません。
そして、それとともに取り組まなければいけないのが、一人ひとりの生産性の向上です。

一人ひとりの生産性向上を実現するためには、各自のタイムマネジメント力の向上が必要です。
如何に限られた時間を効率よく使えるようになるかということです。
そして、そのためには、自身の仕事もプライベートも含めた生活全体のPDCAサイクルをきちんと回せるようになることが求められます。
以下が、PDCAサイクルをきちんと回すための手順と留意ポイントです。
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 ・仕事の優先順位を決める
 ・仕事のゴールを決める
  (アウトプットイメージと納期)
 ・仕事を細分化してタイムスケジュールを
  明確にする(日々、週間、月間、年間)
 ・調整、協力、報告など他者との関わりに
  関しては、事前に時間調整をしておく
 ・自分の業務能力を把握する(正しいタイム
  スケジュールを作成できるように)
 ・並行して、自分の能力向上に関しての
  PDCAサイクルを回す
 ・プライベートな予定は、事前にスケジュール
  化する
 ・日々、振り返りを行いタイムスケジュールを   修正する
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さらに、一人ひとりの生産性を向上させるためには、組織全体としての生産性向上に向けた取り組みが求められます。
上司も部下の生産性向上の障害になるような指示命令をしないなどの配慮も必要です。
組織全体としての取り組みができて初めて生産性が向上し、「働き方改革」が実現できるのです。

新しく迎えた仲間が一日でも早く即戦力として使えるように、そして、企業として「働き方改革」が実現できるように、新入社員の方々にはまずタイムマネジメント研修を実施して生産性向上のスキルを身に付けさせてください。