10月末に日本フランチャイズチェーン協会から2015年度のフランチャイズチェーン統計調査結果が発表されました。
チェーン数は1,329(+8)、総店舗数は26万992店(+1,868)、売上高は、24兆5,945億円(+1.9%)という結果となりました。チェーン数と売上高は6年連続、総店舗数は7年連続の増加となり、ここ数年の堅調な推移は続いています。

業界の分類別に考察すると 小売業全体ではチェーン数は+0.3%、店舗数+1.6%、売上高+3.0%。

「コンビニエンスストア」では、店舗数は+2.3%、売上高では+3.6%と大手を中心に成長を継続しています。コンビニ業界は、様々な分野において全国各地の自治体との提携なども進み、社会インフラとしての役割の高まりなどを背景にますますその店舗網を広げています。

「各種総合小売」に含まれる、「スーパーマーケット」では、店舗数は+2.6%、売上高は+3.4%の伸びとなりました。

「医薬品・書籍・スポーツ用品・中古品等小売」に含まれる「医薬品・ 化粧品小売」では、店舗数+4.2%、売上高+9.1% と伸びています。

また「リサイクルショップ・中古品小売」分野も、引き続き好調を維持し、売上高は+0.7%となりました。

外食業全体ではチェーン数+1.2%、店舗数△0.6%、売上高△1.1%と全般に苦戦しました。
その中で、「コーヒーショップ」に含まれる「喫茶店」では、売上高は+0.3%とわずかに増加しました。

サービス業は、チェーン数に変化はなかったものの、店舗数+0.5%、売上高+0.2%と微増でした。「クリーンサービス・クリーニング」では、店舗数が+4.5%と伸びています。郊外型コインランドリーが伸びたことなどがその要因となっているようです。
「学習塾・カルチャースクール」に含まれる「学習塾」では、個別指導型の学習塾を中心に売上高+5.6%と堅調に推移しています。
また、「その他サービス」に含まれる「マッサージ」での訪問型マッサージや「介護サービス」でも新規参入チェーンが増えました。

全体としては微増ですが、コンビニや医薬品などの小売業分野とクリーンサービス、クリーニング、介護サービスなどのサービス業分野の伸びに支えられてのもので、外食分野はかなりの苦戦を強いられました。

2016年度のフランチャイズ業界では、介護分野での保険改定の影響や学習塾の伸び悩みなど今回の調査以降の変動も大きくなっていると予想されます。引き続き拡大傾向が続くかは、微妙なところですが、フランチャイズシステムの有効性を鑑みて、様々な分野での新業態の登場や既存事業分野でのフランチャイズ展開の拡大など時代の変化に対応した新たな企業活動によって更なる拡大を期待したいものです。