今年ももう7ヶ月が過ぎました。
この間、4月の消費増税に向けた駆け込み需要対応とその反動減が懸念されましたが、
反動減も想定内に収まったという業界が多く、
まずは一安心という企業の方々も多いのではないでしょうか。

フランチャイズ業界でも、思ったほどの影響は受けていないという企業が多いようです。
しかし、消費税だけではなく、他の税金や社会保険料、電気、ガス料金など、
いつの間にか、高くなっているものも数多くあります。
ガソリン価格も上がり続けています。
給与は上がったはずなのに手元に残るお金は減っていると実感している方は
多いのではないでしょうか。
企業にとっても、様々なコストアップ要因に加え、
人手不足対策で人件費コストが上がっています。
消費税アップで価格改定は終わりというよりは、
これからさらに様々な価格が上がる可能性が大きいようです。

そんな時に求められるものとは何か?

お客様に支持される商品やサービスを開発し続けるという当たり前のことを
地道にやり続けるということはもちろん必要です。
しかし、それはどんな企業も取り組んでいることです。
それだけでは、競争優位には立てない時代になっています。
最近は、商品の内容というよりも課金の方法がユニークなので
人気を博しているという商品、サービスも増えています。
CMで、乗った分だけというフレーズが印象的な、走行距離に応じて
保険金額が変わるという自動車保険や3~5年後の中古価格を設定して、
それを差し引いてローンを設定する車の残価設定ローンなど、
新しい課金方法で業績を伸ばしている事例が見受けられます。

JR東日本のSuica(スイカ)は、全国各地の鉄道で使えるようになりました。
コンビニでも使えます。
これまでは切符を買って乗車、小銭を出してKIOSKで新聞を買ってというのが、
全てSuica一枚でOKです。これは、モノとお金の交換の仕方、課金の方法を変えることで
お客さまの利用頻度を高める、そして新たなニーズを喚起するということの表れです。

ソフトバンクグループがADSLモデムやWi-Fiルーターを無料で配布して、
一気に顧客を拡大したなど、課金方法を変えることで、
劇的に顧客の支持を獲得したり、顧客の囲い込みに成功したという事例は、
過去から数多くあります。
そして、ネットの世界では課金方法による差別化戦略が当たり前になっています。
こういった動きがネットやIT技術と連動してリアルの世界にも
どんどん拡大していっているのは間違いのないところです。
様々な競争激化要因が増えている現在、自社事業の課金方法をどう変えれば
新たな顧客のニーズ喚起が出来るかという視点で考えてみるのも
面白いのではないでしょうか。
フランチャイズチェーンにとっても課金方法が成否を分けることがあります。
自社のフランチャイズフィーの課金方法を見直してみることも、
加盟希望者の反応を高める有効な手段かもしれません。